子供の病気事典

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貧血(溶血・鉄欠乏・再生不良・巨赤芽球)


溶血性貧血

赤血球が、通常より早く壊れてしまうため、供給が間に合わず貧血を起こす病気です。

症状 貧血の症状として、疲れやすい、息切れ、顔色の悪さなどが現れますが、重症になると脾臓が腫れたり、黄疸や肝臓肥大などを起こします。
原因 赤血球の寿命が通常よりも短くなり、早く壊れてしまいます。寿命が縮む原因は、薬剤の影響や遺伝的要因、免疫異常などさまざまです。
治療 後天的な原因がある場合、薬剤の影響である場合は、その投与を中止し、葉酸や鉄剤などを補給します。免疫が原因の場合、ステロイド剤や免疫抑制剤を用いて治療します。先天的な原因がある場合は、軽症ならば治療は必要ありませんが、重症の場合脾臓摘出が必要になります。

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鉄欠乏性貧血

血液中のヘモグロビンの必須成分である鉄が不足したために起きる貧血です。

症状 疲れやすさや動悸、めまい、顔色の悪さといった貧血の症状が出ます。下まぶたをめくると、本来ピンク色をしている部分が白っぽく見えます。
原因 乳児期には、出産の際の出血や、鉄分の不足した乳を与えるなどの原因で鉄が欠乏して貧血が起きます。思春期には、急激な体の成長による鉄欠乏や、女子の場合、生理により血液を失うことなどの原因で貧血が起きます。食事中の鉄分不足や、他の病気による慢性的な出血も原因になります。
治療 原因となる病気がある場合、その治療を行います。食事中の鉄分が不足している場合、鉄剤の服用で鉄を補充し、栄養指導を受けて普段から鉄分の豊富な食物をとるように心がけます。

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再生不良性貧血

血液を作り出す機能が低下したことによって起きる貧血です。

症状 疲れやすさや、動悸、めまいなど、貧血特有の症状のほかに、血小板減少による、鼻血、皮下出血といった症状や、白血球減少による、抵抗力の低下といった症状もあらわれます。
原因 骨髄の異常により、赤血球、白血球、血小板といった血液成分が減少します。原因は不明ですが、薬剤や化学物質が原因になったり、肝炎がきっかけで発症することもあるといわれています。
治療 対症療法として、血小板減少による出血や白血球減少による感染症を防止するために成分輸血を行います。ステロイドや抗生物質などの投与も行いますが、薬剤で改善しない場合でも、現在は免疫抑制療法や骨髄移植といった有効な治療法が発達してきており、良い成績を上げています。

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巨赤芽球性貧血

造血ビタミンであるビタミンB12や葉酸の不足によって、巨赤芽球という赤血球が作られる病気です。

症状 疲れやすさや顔色の悪さといった貧血の症状と、舌の炎症や足の痺れなどがあらわれます。
原因 ビタミンB12や葉酸の不足により、赤血球の細胞分裂が正常に行われず、通常より大きく未熟なまま破壊される巨赤芽球という赤血球ができるため貧血が起きます。ビタミンB12や葉酸は、胃腸の病気や胃の摘出などの原因で吸収できない場合などに不足が起きます。
治療 胃腸の病気が原因の場合その治療を行い、ビタミンB12や葉酸を注射や内服で補給します。

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