子供の病気事典

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膠原病(関節炎・SLE・多発性筋炎)


若年性関節リウマチ

15歳以下の子供に発症する慢性関節炎で、膠原病の一種です。全身型と関節型があります。

症状 全身型は10歳以下の子供に多く、1日の間に変動する発熱が数週間以上続き、関節炎の症状が現れます。小さく赤い発疹が発熱と同時に出たり消えたりするのも特徴です。全身のリンパ節の腫れがあらわれる場合もあります。多関節型は、指などの小さい関節まで炎症を起こし、痛みや腫れがあります。後遺症として関節の障害が残りやすいタイプです。少関節型は、6歳以下の子供に多く見られ、肘や膝など大きな関節だけに関節炎が起きます。黒目の炎症がおき、重症化すると失明する可能性もあります。
原因 感染症や免疫異常が関与しているといわれていますが、はっきりとした原因は不明です。
治療 非ステロイド系消炎鎮痛剤で炎症を抑えます。心膜炎などを合併した場合ステロイド剤が処方されます。長期にわたる病気ですので自覚症状で自己判断して勝手に薬の服用をやめたりしてはいけません。安静につとめるとともに、炎症が治まったら医師の指導に従いリハビリテーションを行って関節障害の後遺症を防ぎましょう。

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全身性エリテマドーデス(SLE)

女児に多く見られる膠原病の一種です。

症状 発熱や食欲不振、倦怠感といった初期症状があらわれます。両頬から鼻にかけて、蝶が羽を広げたような形の蝶型赤斑と呼ばれる特徴的な発疹ができ、その他の部分にも赤い発疹が出ることもあります。
レイノー現象という、寒さにあったとき手足の裏などが白くなる症状や口腔内潰瘍、脱毛などといったさまざまな症状が現れます。関節痛がおきますが、慢性関節リウマチとは異なり、痛む関節は移動し、変形や硬直は残りません。
全身性の症状も多くあらわれます。腎炎や貧血、胸膜炎などがおき、錯乱や幻覚、手足の痺れといった精神神経症状もあらわれます。
原因 自己免疫現象により全身の炎症がおきると考えられていますが、はっきりした原因は不明です。遺伝的体質にくわえて、薬剤投与やウイルス、直射日光などのきっかけがあって発症するのではないかといわれています。
治療 抗炎症剤で炎症を抑えることが基本です。軽症の場合非ステロイド系消炎鎮痛剤を用いますが、多くの場合は副腎皮質ステロイドが使われます。免疫抑制剤を用いることもあり、症状に応じて入院治療や自宅療養を行います。重度の腎障害が起きた場合透析が必要になることもあります。
日常的には直射日光や過労を避け、感染症にかからないように気をつけます。症状が多彩で長期にわたってよくなったり悪くなったりを繰り返す病気なので、家族や、年長児の場合は本人も含めて、医師の説明を受けるなどして病気をよく理解し、周囲のサポートも受けながら対処しましょう。

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皮膚筋炎・多発性筋炎

膠原病の一種で、筋肉に炎症が起こります。皮膚症状を伴うもの(皮膚筋炎)と、伴わないもの(多発性筋炎)があります。

症状 筋肉に痛みがおき、筋力が低下します。進行すると歩行困難や嚥下困難、呼吸障害などがあらわれます。皮膚筋炎の場合筋肉症状のほかに紅斑やまぶたの腫れといった皮膚症状や関節痛を伴います。
原因 ウイルス感染や免疫異常などの関与が考えられていますが、はっきりした原因は不明です。
治療 ステロイド剤を用いて炎症を抑えます。多くの場合入院治療が必要です。筋力低下に対するリハビリテーションも重要です。

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