骨の組織にできる悪性腫瘍です。10-20歳に多く見られます。
| 症状 | 全身の骨に発症しますが、大たい骨や上腕骨、脛骨に多く見られます。年少児の場合、膝や肩の骨の発症も少なくありません。 運動時に痛み、安静にしているとおさまるため、はじめは運動が原因と思われて発見が遅れることがあります。進行すると痛みが強くなり、腫れたり赤くなったりといった症状が現れます。 |
| 原因 | 原因は不明ですが、遺伝性のある場合もあります。 |
| 治療 | 肺へ転移しやすいため、その予防や治療もかねて化学療法を行い、腫瘍が小さくなったら腫瘍とその周辺を切除します。腫瘍の広がり方によっては手足の切断を行う場合があります。生存率は、60−70%と、高くなってきていますが、肺に転移したときの生存率はそれより低くなります。最近は治療技術が向上したため、肺転移が手術によって治療できることもあります。 |
5-15歳に多く見られる骨腫瘍です。
| 症状 | 大たい骨、骨盤、肋骨に多く発生します。患部に痛みや腫れがあり、発熱する場合もあります。 |
| 原因 | ほとんどの場合、染色体の異常によるものと考えられています。広がりやすい腫瘍で、肺や他の骨への転移がよく見られます。 |
| 治療 | 化学療法や患部の切除を行います。手術ができない場合、化学療法と放射線療法で治療します。 悪性で転移しやすいことから、かつては不治の病だと思われていましたが、現在では治療技術が進歩したため、5年生存率は50%以上といわれています。 |
筋膜に沿って進展する腫瘍です。頭部や頸部に発生することが多いですが、泌尿生殖器や四肢にも発生します。
| 症状 | 深部に発生するため、しこりが大きくなるまで気付かれない場合があります。痛みはない場合が多く、進行すると大きなしこりができたり、排尿障害が起きたりします。 5年生存率は70−80%と高いのですが、手術後に同じ場所に再発した場合などの生存率は、それより低くなります。 |
| 原因 | 遺伝子の関与も考えられていますが、現在は不明です。 |
| 治療 | 腫瘍のできた部分の機能や外観を保つように配慮して手術を行います。手術前に化学療法や放射線療法を行って腫瘍を小さくしてから手術することで、患部のみの摘出ですむようにすることが可能になってきています。また、機能障害が残った場合も筋肉移植などにより、機能を保つことができます。 |