子供の病気事典

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小児脳腫瘍


星細胞腫

脳腫瘍の一種です。小児脳腫瘍の20−30%を占めます。

症状 ふらつきや、眼球の往復運動、左右に足を開いて歩行するといった症状が現れ、進行すると頭蓋骨の中の圧力が上昇し、頭痛や吐き気、吐き気がないのに突然嘔吐するなどの症状がみられます。
成人に発生するものとは異なり、ほとんどは良性の腫瘍です。
原因 主に大脳に発生する腫瘍ですが、発生の原因はわかっていません。
治療 摘出手術で完治します。まれに見られる悪性腫瘍の場合は、手術後に放射線療法を行います。

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髄芽腫

小児脳腫瘍の中で2番目に多い、小脳に発生する悪性腫瘍です。

症状 腫瘍が脳内の液体の通路をふさいで頭蓋骨内の圧力が亢進するため、頭痛や吐き気、嘔吐などの症状があらわれます。進行すると、歩行障害や、視神経の浮腫による視力障害などがおきます。悪性度の高い腫瘍です。
原因 原因は不明ですが、遺伝子の関与が疑われています。
治療 悪性度は高いのですが、放射線や抗がん剤が有効であるため最近の5年生存率は50-60%以上になっています。

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胚細胞腫瘍

小児脳腫瘍の10%を占める腫瘍です。脳の中心にある松果体と脳下垂体の近くにできます。

症状 松果体に発生した場合は初期から頭蓋内の圧力が上がったことによる、頭痛や嘔吐といった症状が現れます。進行するとふらつきや聴力障害がおきます。脳の最も深いところにあるトルコ鞍上部という部分に腫瘍ができると、視野狭窄や尿量増加といった症状が現れます。
原因 原因は不明です。
治療 腫瘍が悪性か良性かによって治療の方法は変わります。良性の場合摘出すれば治癒することもあり、悪性の場合は放射線療法を併用します。脳に放射線を照射することによる知能発達不全やホルモン障害といった副作用を減らすために、化学療法を併用する場合もあります。

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頭蓋咽頭腫

脳下垂体に発生する腫瘍です。小児脳腫瘍の9%を占めます。

症状 両眼の視野が外側から狭くなります。脳下垂体から分泌される成長ホルモンの分泌障害による発育不全がおきることもあります。その他にも、甲状腺や副腎皮質の機能が低下することによるさまざまな症状が出ることもあります。 良性の腫瘍なので、5年生存率は95%です。
原因 原因は不明です。
治療 腫瘍と、視床下部のような大切な部分が癒着している場合、腫瘍の全摘出ができず放射線療法が併用されます。良性の腫瘍であるため、手術で摘出できれば治癒します。

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脳幹部神経膠腫

脳幹部に発生する腫瘍です。

症状 眼球の運動や、顔の表情、嚥下などにかかわる機能が障害を受けます。痙攣や、筋の萎縮、小脳失調などによって歩行障害も起き、頭蓋内圧亢進による症状が見られる場合もあります。
原因 原因は不明です。
治療 腫瘍の発生する場所が脳幹部であるため、手術での摘出が難しく、主に放射線療法で治療します。治療効果はあまり得られず、1年生存率が50%です。悪性脳腫瘍の中でも最も治療が難しい病気の一つです。

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脈絡叢乳頭腫

脳内の脈絡叢(みゃくらくそう)という組織から発生する腫瘍です。

症状 頭蓋内の圧力があがることによって、頭が大きくなったり、頭痛や吐き気が起こります。5歳以下の子供に多く見られます。髄液を通って転移することがあります。
原因 原因は不明です。
治療 腫瘍の摘出手術を行いますが、とりきれなかった場合は、手術後に放射線療法を行います。

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上衣腫

小児脳腫瘍の一種で、上衣細胞から発生します。

症状 進行が遅く、初期症状はあまりありません。腫瘍が大きくなり、頭蓋骨内の圧力が亢進して水頭症という状態になって発見されることもあります。首がこわばったり、視野が狭くなるといった症状が出ることもあります。5年生存率は約60%です。
原因 原因は不明です。
治療 腫瘍がすべて摘出できる場合は手術によって治癒します。全部がとりきれない場合などは放射線療法を併用します。

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