子供の病気事典

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急性白血病・悪性リンパ腫・神経芽細胞腫


急性白血病

子供のがんのうち最も多い病気です。子供の場合ほとんどが急性リンパ性白血病です。

症状 発熱や疲れやすさ、食欲不振など、風邪に似たはっきりしない症状が続き、進行すると貧血や皮下出血がおきるようになり、リンパ節や脾臓の腫れなどがあらわれます。
原因 血液を作る骨髄の異常により白血球細胞ががん化し、増殖します。染色体異常や放射線被爆、ウイルス感染などさまざまな原因が考えられますが、原因不明の場合が多いです。
治療 白血病には多くのタイプがあり、それによって予後や有効な治療法は異なりますが、体から白血病細胞がなくなった状態を目指して治療を行います。 基本的には化学療法により、完全寛解という血液や臓器が正常になった状態にするための寛解導入療法を行い、次に体の中に残った白血病細胞をなくすため、寛解後療法を行います。
治療中は抗がん剤の作用で血液細胞の減少などが起きるため、感染症対策や輸血などの処置を行います。
骨髄移植を行うことで、重症な場合や、悪性度が高い場合も治癒の可能性が高くなっています。
白血病は子供のがんの中で最も多く、最近では情報交換の場なども数多くできています。治療法の進歩によって生存率も非常に向上しているので、子供の将来や精神面でのの問題までを含めたケアを提供してくれる場所などを探すのも良いでしょう。

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悪性リンパ腫

3歳から10歳に多く見られる、リンパ節やリンパ組織に発生する腫瘍です。

症状 ホジキン病と非ホジキン悪性リンパ腫に分けられます。ホジキン病は首やわきの下、足の付け根から発生することが多く、非ホジキン悪性リンパ腫は腹部や縦隔(胸の中央部)に多く発生します。
リンパ節やお腹に腫れやしこりができ、進行すると高熱や体重減少といった症状が現れます。縦隔にできた場合は腫瘍が大きくなるまで症状が現れにくく、大きくなってから息苦しさや嚥下困難などの症状が出ます。
原因 エブスタイン・バーウイルスの感染や免疫不全、遺伝子の異常が関与しているといわれていますが、はっきりとはわかっていません。
治療 子供の悪性リンパ腫は、発見されたときには広範囲に腫瘍細胞が広がっている場合が多いので、全身に効果が及ぶ化学療法が選択されます。ホジキン病で、腫瘍が限定された部位にあるときは放射線治療の効果が期待できます。
進行した場合放射線療法と化学療法が行われます。骨髄移植や末梢血幹細胞移植が行われる場合もあります。

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神経芽細胞腫

5歳以下の幼児に発病する癌です。副腎や交感神経細胞から発生します。

症状 顔色が悪く、発熱や食欲不振、不機嫌などの症状が現れます。がんの発生した場所にもよりますが、進行すると、腹部のしこりや腹痛、足の痛みや顔の腫れなどといった症状が現れるようになります。
進行が早く転移しやすいがんですが、原発巣が小さく、転移部位が骨髄や肝臓、皮膚に限られる場合などは転移があっても治りやすいものです。
生後6ヶ月で実施されるマススクリーニングで発見された場合の生存率は90%以上です。1歳以上で発見された場合は治りにくい場合が多いようです。
原因 神経芽細胞腫が発生する原因は不明です。
治療 早期発見の場合、患部を切除する手術のみで治癒する場合も多いですが、進行していたり悪性度が高い場合は手術の他に化学療法を長期間行います。骨髄移植が必要な場合もあります。

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