日本でも最近増えてきた若い世代に多い病気です。消化管に潰瘍などができ、治りにくいのが特徴です。
| 症状 | 長期にわたるさまざまな程度の下痢や腹痛を主症状とし、下痢と便秘を繰り返します。 また、発熱、貧血、体重減少が起き、ときに血便もみられます。 |
| 原因 | 消化管の壁に、潰瘍や繊維化といった病変が起きますが、その原因はまだわかっていません。
遺伝や免疫、ウイルスや細菌が関与しているとも言われ、一方では食生活などの環境が原因であるとも言われています。 |
| 治療 | 胃腸の負担を避けるため、高たんぱく、高カロリーの食事を摂ります。脂っこいものや冷たいもの、香辛料などの刺激物は避けます。
症状があるときは、消化のよい食物をとり、副腎皮質ホルモンや免疫抑制剤を用いて症状をおさえます。重症の場合、絶食して点滴による栄養補給が行われ、膿瘍や腸閉塞を起こした場合には手術が必要になることもあります。 |
母乳やミルクに含まれる糖を分解できないため下痢を起こします。
| 症状 | 母乳やミルクなどを飲んだあと、お腹が張ってごろごろ鳴ったあと下痢をします。 生まれつき乳糖を分解する酵素がない先天性乳糖不耐症の場合、生後すぐに下痢を繰り返し、体重減少がおきることがあります。 |
| 原因 | 乳糖を分解する酵素が不足すると、乳糖がそのまま大腸に運ばれ、発酵してしまい下痢をします。 生まれつき乳糖を分解する酵素が足りない先天性乳糖不耐症と、胃腸炎などの原因で小腸の粘膜が炎症を起こしたため酵素分泌が低下したためおきる二次性乳糖不耐症があります。 |
| 治療 | 軽度の先天性乳糖不耐症で体重も増えている場合は、特に治療をせず様子を見ます。重症の場合、乳糖を含まないミルクに替えたり、乳糖分解酵素をミルクとともに補給します。
二次性乳糖不耐症は、症状がおさまるまで乳糖を含まないミルクに替えたり、乳糖分解酵素を投与します。 |
かつては自家中毒と呼ばれていた、嘔吐を繰り返す病気です。
| 症状 | 顔色が悪く、元気や食欲が無くなって、やがて嘔吐が始まり何度も繰り返し吐き続けます。吐いたものに血が混じる場合もあり、息が古いりんごのような特有のにおいがします。こういった症状が年に数回起き、10歳ぐらいにおさまります。 |
| 原因 | 血液中にアセトンという物質が増えるため、嘔吐の症状が起きます。アセトンが増える原因そのものは不明ですが、疲労や精神的緊張などがきっかけで発症することが多いようです。 |
| 治療 | 嘔吐がひどく、口から水分が補給できない場合、脱水症状を起こす恐れがあるため病院で点滴を受けます。
病気自体は成長すれば自然に治るため心配ありませんが、他の病気で嘔吐する場合もありますから、激しい嘔吐がある場合は念のため診察を受けることをおすすめします。 |