子供の病気事典

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Q熱・猩紅熱・泉熱


Q熱(リケッチア感染症)

動物の糞便で汚染されたほこりや食物を介して感染します。日本ではあまり見られません。

症状 発熱、頭痛、筋肉痛など風邪に似た症状が現れます。肺炎や肝臓障害といった合併症が現れることもあります。
通常2週間程度で治りますが、慢性化して再発を繰り返すと、まれに心内膜症を発症することがあります。
原因 家畜や野生動物、ダニに寄生するコクシエラという微生物に感染することが原因です。動物やダニとの直接接触で感染するのではなく、糞便や血液で汚染されたほこりや水などによって感染します。潜伏期間は1-3週間です。
治療 自然に治ることが多いのですが、テトラサイクリン系の抗生物質が合併症予防や慢性化の防止にも有効です。
動物の糞便や血液に接触したり、殺菌されていない生乳を飲んだりしないように注意しましょう。

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溶連菌感染症(猩紅熱)

かつては死亡率が高い病気でしたが、現在では簡単に治療できます。

症状 喉の痛み、高熱、嘔吐、頭痛等の症状が突然起こります。風邪と違い、せきや鼻水は出ません。2-3日後には赤い発疹が出はじめ、全身に広がりますが赤みは数日で消えます。舌が白い苔で覆われ、それがはがれた後は、イチゴのように赤くブツブツした状態で腫れあがります。
熱は1週間程度で下がり、発疹も消えますが、まれにリウマチ熱などの合併症が起きることがあります。
原因 溶血性連鎖球菌の感染により発症します。飛沫感染や直接接触により感染し、潜伏期間は2-5日です。第2類感染症に指定されているため、届出が必要です。
治療 抗生物質の投与で治療できます。溶血性連鎖球菌は体内に残って再発しやすいので、症状が消えたからといって勝手に薬をやめず、医師の指示通り服用させるとともに、しばらくは無理をさせないように気をつけましょう。

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泉熱

エルシニア菌に汚染された水を飲むことで感染します。

症状 溶連菌感染症に似た症状が出ます。38-39度の熱が出て、赤い発疹が手足を中心に全身にみられ、腹痛や軽度の下痢も伴います。 症状が消失したり再発したりを繰り返すのが特徴です。
原因 エルシニア菌を持った動物の糞便で汚染された井戸や川の水を飲むことで感染します。潜伏期間は3日ー2週間です。
治療 テトラサイクリン系抗生物質を投与します。

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