日本での発病数はかなり減っていますが、東南アジア諸国に旅行する際にはいまだ要注意の病気です。国内でも保育園、ホテルなどでの集団発生が起きています。
| 症状 | 全身倦怠や食欲不振とともに発熱し、水のような下痢を起こします。銃症例では、便に血や粘液が混じります。最近の例では重症化することはあまりなく症状が出ずに終わることもあります。 |
| 原因 | 患者や保菌者の糞便中の赤痢菌が、手、食品、ハエなどを介して感染します。 |
| 治療 | 下痢などの症状がある場合、周囲に感染させる恐れがあるため第2類感染症医療機関へ入院しますが、無症状の場合には通院ですみます。 赤痢菌を死滅させるために抗菌剤を服用し、下痢などの症状には対症療法が行われます。水分や栄養が十分取れない場合は点滴により補います。 2-3日で回復しますが、便の検査で赤痢菌が存在しなくなったことを確認してから退院します。 赤痢の発生率が高い国では、生ものだけでなく、生水、氷なども口にしないよう心がけましょう。 |
発展途上国に多く見られるアメーバが原因の赤痢です。
| 症状 | 粘液や血液の混じった激しい下痢がおき、排便時の下腹部痛を伴います。発熱することはまれで、この症状が数週間程度の周期で反復し、慢性化します。 赤痢アメーバが血管を通して肝臓に入り、肝膿瘍を合併することがあります。 |
| 原因 | 赤痢アメーバに汚染された食物や水を飲食することにより感染します。 潜伏期間は2-3週間ですが、数ヶ月から数年に及ぶこともあります。 |
| 治療 | 下痢止めは使用せず、メトロニダゾールのような駆虫剤を用いて治療します。 発生率の高い国では、生ものや生水を口にしないようにしましょう。 |