子供の病気事典

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百日咳・結核・破傷風・猫ひっかき病


百日咳

咳が長期間続くのが特徴の病気です。

症状 初期には風邪の引き始めのような咳が出ます。発熱や痰は見られませんが、次第に夜間などに激しく咳き込むようになります。1-2週間後には立て続けに激しく咳き込んだ後、ヒューという音を立てて息を吸い込む百日咳特有の咳に変わります。咳をするときに嘔吐したり、呼吸困難に陥ることもあります。6ヶ月以下の乳児の場合、突然無呼吸発作を起こすことがあり、注意が必要です。
咳の発作は4-6週間でおさまりますが、完治には3ヶ月位かかります。
原因 百日咳菌の感染が原因です。潜伏期間は7-10日です。
治療 咳止めと抗生物質が処方されます。咳き込むときに嘔吐しやすいので、一回の食事の量を減らし、回数を増やしましょう。また、咳の発作を起こさせないためには同じ部屋でタバコを吸ったりせず、換気をよくします。ほかの子供に感染するので、特有の咳が治まるまで幼稚園や学校に行かせてはいけません。

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小児結核(非定型抗酸菌症)

日本では結核はいまだ過去の病気ではなく、他の国と比べて高い感染率の病気です。

症状 発熱、せき、呼吸困難が見られます。乳児は進行が早いので要注意です。
原因 感染者の痰に含まれる結核菌が感染源で、咳によって感染します。学校などの集団生活の場での集団感染が問題になっています。
治療 BCG接種を受けていない子供がツベルクリン反応で陽性を示した場合、予防的な治療が行われます。発病した場合は入院して薬物療法による治療を受けます。患者が発生した場合、家族やクラスメートに対する検査が必要です。

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破傷風

破傷風菌の毒素により中枢神経系が冒される病気です。

症状 はじめの2-3日は、傷の部分の違和感やだるい感じといった症状が現れます。これが第1期です。次に、口が開かない、物が飲み込めない、発熱、発汗などが見られる第2期に進行します。第3期にはいると全身の痙攣発作がおき、光や音の刺激によっても発作が誘発されます。
気道閉塞や心不全を起こすこともあり、死に至ることもあります。
原因 傷から破傷風菌が侵入することで感染します。破傷風菌は土の中に多く生息しており、足に古釘が刺さったり、泥遊び中に怪我をしたときなどは注意が必要です。 潜伏期間は3-20日間ですが場合によると2ヶ月以上症状が現れないこともあります。
治療 毒素の中和のため破傷風免疫グロブリンを投与し、菌そのものを殺すためにペニシリンを投与します。傷を切開して感染組織を除去することもあります。 激しい痙攣や体の硬直が起きるので、筋弛緩剤の投与や気管切開による呼吸管理が必要になることもあります。発作を誘発させないために、室内は暗くし、音も立てないように気をつけます。
怪我をしたときにはきちんと消毒し、特に傷が汚れていた場合などは病院へ行き、必要に応じて免疫グロブリンの注射などを受けることが予防になります。

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猫ひっかき病

名前のとおり、猫にひっかかれたり噛まれたりして発病します。

症状 猫にひっかかれたり噛まれたりした部分が赤くなったり化膿したりします。数週間たつと傷のある手足のリンパ節が腫れて、押すと痛みます。全身のだるさや発熱も伴います。
原因 ノミに存在するバルトネラ菌がノミに刺された猫に感染し、その猫にひっかかれることで人に感染します。
治療 多くは数ヶ月で自然に治ります。傷口に抗生物質を塗布したり内服することもあります。飼い猫のノミを駆除することが大切です。

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