子供の病気事典

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リンパ節炎・耳下腺炎・日本脳炎・ポリオ


化膿性リンパ節炎

傷口から入った細菌や毒素がリンパ節に炎症を起こす病気です。

症状 頸部やわきの下、鼠径部に赤くぶよぶよとした腫れが生じ、押すと痛みます。
原因 傷口や扁桃腺から侵入した黄色ブドウ球菌や溶連菌が原因となることが多く、化学物質や毒素が原因となることもあります。
治療 抗生物質を投与し、患部の消毒を行います。重症の場合、抗生物質は点滴し、患部の切開が行われることもあり、この場合入院しての治療となります。

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亜急性壊死性リンパ節炎

頸部リンパ節の腫れや痛みを伴う病気です。

症状 複数の頸部リンパ節が大豆大から鶏卵大に腫れ、強い痛みがあります。微熱から高熱までの発熱を伴い、わきの下のリンパ節が腫れることもあります。
原因 ウイルスや細菌の感染、あるいは薬物刺激に対する反応などと考えられていますが、はっきりした原因はわかっていません。
治療 鎮痛解熱剤や抗炎症剤が処方されます。1-3ヶ月で治癒します。

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流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

耳の下が腫れておたふくさんのようになることから、おたふくかぜともよばれます。

症状 37-39度の発熱が1-3日続き、耳下腺(耳の下の唾液腺)が腫れて痛みます。腫れるのは両側のこともあれば片側のこともあります。
腫れは7-10日でひき、熱も3-4日で下がります。
この病気で注意が必要なのは、むしろ合併症です。激しい頭痛や嘔吐が見られた場合、髄膜炎の可能性があり、難聴や膵炎になる可能性もあります。思春期以降に発症すると、男児では睾丸炎、女児では卵巣炎が起こることがあります。 この病気は成長してからかかるほうが症状が重く合併症の可能性も大きくなるため、10歳くらいまでにかからなかった場合、予防接種をおすすめします。
原因 ムンプスウイルスの感染により発症します。潜伏期間は2-3週間で、30−40%の子供は感染しても発症しません。一度感染すると免疫ができて二度と感染しません。
治療 口をあけたり噛んだりすると腫れたところが痛むので、やわらかくて消化のよい食物を与え、高熱の場合は水分補給を心がけます。腫れが引くまでは他の子供に感染させる可能性があるため、幼稚園や学校に行く前に治癒証明書が必要です。

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日本脳炎

コガタアカイエカという蚊に刺されることにより感染します。予防接種により日本での発症数は激減しています。

症状 突然39度以上の高熱が出ます。頭痛、嘔吐、下痢などが見られ、翌日には頭痛がひどくなって髄膜炎に特有の症状が表れます。3日目には意識障害がおき、悪化するとこん睡状態に陥って5-7日目に死亡します。助かった場合は、2-4週間で回復しますが知能障害のような後遺症が残ることもあります。
原因 日本脳炎ウイルスをもったブタを刺したコガタアカイエカに刺されることで感染します。感染してもほとんどの場合発症せずに免疫ができますが約2万人に1人が発症します。 潜伏期間は4日ー2週間で、人から人へは感染しません。
治療 予防接種を受けることをお勧めします。東南アジアでは現在でも多く見られる病気です。 発症した場合は入院して、高熱やけいれんへの対症療法や、合併症の予防、治療を行います。手足の麻痺などの後遺症には、リハビリテーションが必要です。

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ポリオ(急性灰白髄炎・小児麻痺)

最近は予防接種の普及によりほとんど見られなくなった病気です。

症状 ほとんどの場合、感染しても症状はまったく出ません。発症した場合、発熱や頭痛といった風邪に似た症状の後、突然手足が麻痺します。回復とともに麻痺の範囲は狭まり程度も軽くなりますが、麻痺が残ることもあります。
原因 ポリオウイルスが原因です。患者の便やくしゃみから感染し、脊髄神経の灰白質が冒されます。潜伏期間は1-2週間です。
治療 通常ポリオワクチンで予防ができます。 ポリオは第2類感染症なので、発症した場合は指定された病院に入院します。特効薬はないので、安静にして対症療法を行います。

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