呼吸器に病気が無いのに急に呼吸が速くなり、不安を覚える病気です。
| 症状 | 呼吸が発作的に速くなり、喉や胸に苦しさを感じます。やがて手足の痺れやめまい、痙攣などを起こすこともあります。 |
| 原因 | 精神的ストレスがきっかけとなって大きな呼吸を繰り返すことで、血液中の二酸化炭素が過剰に排出されてしまい、全身症状が起こります。それによって不安が増幅されるため、さらに呼吸が速くなってしまい、悪循環を起こします。 |
| 治療 | 呼吸困難が起きた場合、まず呼吸器に病気が無いことを確かめます。過呼吸症候群と診断された場合、医師の指導のもと、精神療法などで精神的な問題解決をはかります。発作が起きたときは、血液中の二酸化炭素を戻すため、紙袋を口に当てて呼吸する方法を指導してもらい対処します。 |
心身症の一種で、心理的な原因で食に関する行動に異常をきたす状態です。
| 症状 | 拒食症は、ダイエットなどがきっかけとなって発症することが多く、いくらやせても自分が太っていると認識せず、食物の摂取を拒んだり、食べたものを吐くなどし、放置すると死に至ることもあります。 過食症は、非常識な量の食事をとり、太ることを恐れる場合、食後に吐いてさらにまた食べると言った行為が見られます。どちらも若い女性に多く見られていましたが、最近小学生での発症が増えています |
| 原因 | さまざまな説がありますが、はっきりした原因は不明です。成熟を拒否する心理や幼少期の母親との関係などが影響するとも言われており、また、中枢神経系の摂食調節機能の異常が見られる場合もあります。 |
| 治療 | 行動療法や認知療法により、正しい食行動をとれるようにし、状態に対する認知のゆがみを正します。心理的な悪循環を断ち切るなどの目的で、向精神薬などの薬物が処方される場合もあります。治療に時間がかかることが多いのですが、根気よく継続するために家族の協力が必要です。 |
無意識に体が動いたり声が出たりする病気です。
| 症状 | 運動性チックとよばれる症状は、瞬きをしたり、口をゆがめたり、肩をねじるようなしぐさが無意識に行われ、音声チックと呼ばれる症状は、咳払いをしたり、無意味な声を発するといった行動が見られます。一過性チックと言われ、3-4歳ごろに発症し、1年程度で自然に治ります。 運動性チックと音声チックの両方があり、症状が続く場合、トゥレット症候群といって、汚い言葉を無意識に発してしまう汚言症と言う症状が現れます。 |
| 原因 | 一過性チックは、両親の過干渉などのストレスや、入学時などの緊張がきっかけで発症すると言われています。トゥレット症候群は遺伝による病気です。 |
| 治療 | チックの動作を無理にやめさせようとしたり叱ったりすると、緊張によって症状が悪化することがあるため注意が必要です。学校などにもきちんと理解を求めることが大切です。一過性チックはほとんどの場合治療の必要は無く自然に治るため、気にしすぎずに生活させてあげましょう。 一方、トゥレット症候群の場合は難治で症状も強く、学校生活や日常生活に支障が出るため、薬物療法などで症状を軽減させます。周囲の理解が必要であると言う点では一過性チックと同様ですが、治りにくい病気であると言う点で、更なる努力が必要です。 |