子供が自分で頭髪や眉毛などを抜いてしまう行為が見られることがあります。
| 症状 | 自分の頭髪や眉などを抜いてしまいます。本人は自分で抜いていることを認めたがらず、人前で抜くこともありません。家族は円形脱毛症だと思っている場合もありますが、本人は、自分で抜いていることに気づいていながらやめられない状態です。10歳前後の子供によくみられ、成長や環境の変化で治る場合もありますが、きっかけがあると再び頭髪を抜くようになる場合もあります。 |
| 原因 | 愛情不足やストレスなど、心理的要因があるといわれています。指しゃぶりや爪噛みと合併したり交互に現れることもあり、同じ原因による可能性があります。 |
| 治療 | 心の悩みをうまく表現できない子供は、頭髪を抜くことや指しゃぶりのような行為で、安心感や開放感を得ていることがあり、それを無理に矯正しようとすると、他の行為をするようになる場合もあります。子供との関係を振り返ってみるとともに、自分も含めて診療を受けるようなつもりで精神科を受診するのもいいかもしれません。 |
言語障害や知能障害がないのに言葉を話さないことを緘黙といいます。誰とも口をきかない全緘黙と、幼稚園などに行くと話せなくなる場面緘黙があります。
| 症状 | 幼稚園などに行くと、言葉が話せなくなるだけではなく、体が硬直したり、給食が食べられなくなったりします。長期にわたって症状が続くと、知能が正常であるにもかかわらず学習に支障が出たり、成人しても社会生活が営めなくなります。 |
| 原因 | 緘黙症は、自意識の発達が早く、繊細な子供に見られるといわれています。そういった子供を支配的な性格の親が過度に叱ったり、また、集団の場で大勢に笑われたりしたりといった経験などが原因となって発症することが多いと考えられています。 |
| 治療 | 遊戯療法で、遊びを通して自然に声を出すなどで症状の改善を図ったり、心理療法や行動療法による治療を行います。 緘黙症児は意地になったりして話さないのではなく、話そうと思っても話せないので、叱ったり無理に発声させようとすることは決してしないように注意しましょう。良いところをほめることで自信をつけさせるようにしますが、自意識が発達した子供の場合が多いため、学校などでたまに話したことを教師などが大げさにほめて次を期待する発言をすることなどでかえってストレスを感じることもあります。親と医師と教師とが、うまく連携を取れるように努力が必要です。 |
3-5歳頃の子供が睡眠中突然飛び起きて泣き出したりします。
| 症状 | 夜中に突然おびえたように泣き出したり暴れたりします。立ち上がって歩き回るなどという行動をとることもあり、この場合夢遊病といいます。話しかけても反応が無く、やがて再び眠りに落ち、目が覚めたとき本人は覚えていません。 |
| 原因 | 昼間の刺激的な体験や心理的葛藤による反応と考えられています。夜驚症の子供の8-9割は血縁者にもに夜驚症の経験者がいることから、遺伝的傾向があると考えられています。 |
| 治療 | 思春期ごろまでに自然に治りますが、立ち上がったりする傾向のある子供の場合、落ちると危険なので二段ベッドの上段には寝かせないなどの注意をし、静かに見守りましょう。寝ぼけているからといって顔をたたいて無理に起こしたりしてはいけません。 症状が思春期以降に現れた場合、心理的外傷が原因である場合が多く、専門医による治療を受けることをお勧めします。 |