脳がむくんで脳圧が上がった状態です。
| 症状 | 突然脳圧が上がり、発熱や下痢、嘔吐などもともないます。痙攣や意識障害を起こし、死亡することもあり、治ったあとも運動障害や知能障害が残ります。 |
| 原因 | 脳がウイルスや細菌におかされたのが原因ではないかと考えられています。 |
| 治療 | 脳のむくみをとって脳圧を下げる治療が行われます。 |
脳のむくみによって脳圧亢進を起こします。
| 症状 | 風邪や水痘のあと、嘔吐や意識障害といった脳圧亢進症状が現れ、痙攣やこん睡状態に陥ることもあります。全身の臓器に障害が出て死に至る危険性もあり、知的障害や痙攣といった後遺症が残る場合が多い病気です。 |
| 原因 | 正確な原因は不明ですが、風邪などの場合一般的に用いられる鎮痛解熱剤のアスピリンが関与しているといわれています。 |
| 治療 | 脳圧を下げる治療や呼吸管理を行います。風邪をひいた後に痙攣や意識障害のような症状が現れた場合、すぐに病院を受診しましょう。 |
運動機能に障害が出ます。
| 症状 | はしかや水痘の後、2週間ほど経過してから身体のふらつきや動作の不安定といった症状が現れます。眼球が無意識に規則的な動きをする眼振という症状も見られます。 |
| 原因 | はしかや水痘などのウイルス感染症に対してできた自己免疫が関与していると考えられています。 |
| 治療 | 数日から半年で自然に治ります。 |
大脳、小脳、脳幹といった部分が細菌やウイルスによって炎症を起こす病気です。
| 症状 | 頭痛、嘔吐、高熱、痙攣、意識障害などを発症し、死亡することもあります。重症の場合、知的障害や四肢の麻痺といった後遺症が残る可能性もあります。 |
| 原因 | 水痘、はしか、風疹、おたふくかぜといった感染症のあと、ウイルスや細菌が脳に入ったため起きる病気です。 |
| 治療 | 脳のむくみをとって脳圧を下げる治療を行いつつ、抗ウイルス剤や抗痙攣剤を用い、呼吸が停止した場合は人工呼吸器による呼吸管理を行います。 |
脳を包んでいる膜が炎症を起こす病気です。
| 症状 | 乳児の場合は元気がなくなるぐらいで、目立った症状は現れません。幼児期以降に発症した場合は、発熱、うなじのこわばり、頭痛、物が二重に見えるなどの症状が現れ、意識障害や痙攣を起こす場合もあります。細菌が原因の髄膜炎では後遺症が残る可能性もあります。 |
| 原因 | 脳を保護している硬膜やくも膜にウイルスや細菌が感染することで起こります。中耳炎や副鼻腔炎の後に発症することもあり、外傷が原因となる場合もあります。 |
| 治療 | 原因がウイルスか細菌かを判定するために、腰椎穿刺という検査で髄液を調べます。細菌性の場合は抗生物質、ウイルス性の場合は抗ウイルス剤を用いて治療します。 |
生後すぐに脳内に出血が起きる病気です。
| 症状 | 頭部の腫れ等の外見的異常はともないませんが、けいれんや無呼吸発作などの症状が現れます。出血量が多い場合、貧血が起きることもあります。軽度の場合は無症状の場合もあります。 重症で脳への障害が大きかった場合、脳性麻痺などの後遺症が残ることがあります。軽度の場合、後遺症や発育障害は起きない場合が多いです。 |
| 原因 | 分娩時の頭部への圧迫や外傷により出血が起こります。仮死状態の出産による酸素欠乏や、血管のもろい低出生体重が原因の場合もあります。 |
| 治療 | 超音波診断やMRIなどで程度を判断します。重症の場合には頭蓋内の圧力を下げるための治療や輸血を行います。血液の塊を取り除くための手術が必要になることもあります。軽症の場合対症療法だけですむことが多く、後遺症も残りません。 |