子供の病気事典

トップページ > 新生児の病気 > 消化管・食道・胃の病気

消化管・食道・胃の病気


初期嘔吐

新生児期に起きる嘔吐です。

症状 生後1-3日の新生児が、授乳後に嘔吐します。
原因 消化器の働きが未熟なためにおきる一時的な嘔吐です。
治療 生理現象に近いもので、自然に治ります。嘔吐の回数が多かったり、緑や赤や茶色のものを吐く場合、また、腹部の腫れなど他の症状がある場合、病気の可能性があります

ページのトップへ ▲

消化管穿孔

消化管に穴が開いて内容物がもれる病気です。

症状 食道に穿孔が起こった場合、飲食物の飲み込みが困難になり、胃に穿孔が起こった場合、嘔吐や腹部の腫れなどがおきます。いずれにしろ消化管の内容物が外に漏れ出すため、腹部に炎症がおき、腹膜炎に進行します。
原因 潰瘍や壊死が原因になります。また、薬剤の副作用や消化管の閉鎖、腹部の強打が原因になる場合もあります。
治療 早期に手術を行って穴をふさぎ、腹膜炎が起きている場合、それに対する治療も行います。

ページのトップへ ▲


食道閉鎖

先天的に食道が途切れていたり、気管とつながっている病気です。

症状 食道が途切れているため物を飲み込むことができません。胎児期には、胎児が羊水を飲み込めないため羊水過多を起こします。出生後は、唾液を飲み込めず、鼻や口から泡が出ます。気管とつながっている場合は胃液が気管に入ってしまい、肺炎の原因になることがあります。
原因 気管と食道が分離して形成される妊娠3-6週目に形成不全がおきることが原因です。
治療 早期に吻合手術を行います。最初に胃に穴を開けてチューブを通し、そこから栄養を与え、後に吻合手術を行う場合もあります。

ページのトップへ ▲

胃食道逆流

胃の入り口にある噴門というところの締まりがゆるいため、胃の内容物が逆流することを言います。

症状 授乳後に寝かせたときなど、口からミルクをだらだらと出します。食欲不振や不機嫌は伴いません。
原因 食物が通過するとき以外は閉まっている噴門が、括約筋がうまく働かないため閉じられず、胃の内容物が逆流します。
治療 他の病気がなく発育も正常ならば、1回の授乳量を減らしたり上体を高く保つなどの工夫をして様子を見ます。生後半年ぐらいで自然に治りますが、栄養状態が悪化したり状態が改善されない場合、手術が行われることもあります。

ページのトップへ ▲

急性胃粘膜病変

胃の粘膜に出血や潰瘍などの病変がおきることです。

症状 胃の強い痛みや嘔吐、重症の場合は吐血が起きます。
原因 強いストレスや過食、あるいは薬剤の副作用が原因になります。
治療 出血や潰瘍といった胃粘膜の病変を改善する薬剤を投与することで治癒します。症状が重い場合、入院して点滴等の治療を受けます。

ページのトップへ ▲

肥厚性幽門狭窄

症胃の出口にある幽門という部分の筋肉が厚くなっている病気です。

症状 嘔吐が主な症状です。生後2-3週間から始まり、次第に噴出すような勢いのある嘔吐をおこします。栄養障害や脱水が起きて体重が減少します。
原因 胃の出口にある幽門という部分の筋肉が先天的に肥厚しており、内腔が狭まることによって嘔吐が起きます。男児に多く、遺伝的要因が関与している可能性もありますが、はっきりした原因はわかっていません。
治療 肥厚した筋肉を切開して幽門部を広げる手術を行います。薬物療法や、腹腔鏡を用いた治療が選択される場合もあります。

ページのトップへ ▲