EMS

1979年3月に欧州連合(EU)の前身である欧州共同体(EC)で発足した固定相場制の1種で、各国通貨に一定の変動幅を設定した制度を指す。通貨バスケットである欧州通貨単位(ECU)に対する変動幅を上下2.25%内に収めるよう義務付け、各国の通貨当局が自国通貨を使って介入を行なう。ドイツ再統一によって同国の高金利政策の影響を受け、各国の経済格差が表面化し、EMSは1992年9月、深刻な危機に見舞われた。



関連

ヨーロッパ通貨制度とは、1979年から1989年まで維持されたEC加盟国による地域的半固定為替相場制のシステム。欧州通貨制度、EMSとも。通貨変動が年±2.25%以内に抑えることを原則として、ユーロ成立までの移行期間的システムで、欧州諸通貨の安定を目的とした。なお、イギリスは1990〜1992年を除いて不参加。

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