債務の株式化
経営難に陥った企業が、債務返済の免除とその見返りに自社株を金融機関に渡すことを指す。英語ではデット・エクイティ・スワップと言う。企業は過剰債務の削減が可能となり、金融機関は@不良債権処理が進む、A株主として企業を監視できる、といった利点がある。金融機関の株式保有には5%ルールがあるため、債務の株式化で金融機関に渡す株式は普通株ではなく優先株を想定、優先株の発行限度枠を拡大するといった対策が政府で検討されている。
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貸し手側のメリット
銀行が貸した先の会社が債務超過などになった場合、銀行のおこなう救済策として、以前は「債権放棄」が一般的であった。
しかしながら銀行にとっては、債権放棄をするということは、その分銀行の資産が減ることになる。その点DESであれば、貸したお金がなくなる代わりに相手の会社の株式が手に入るため、銀行の資産が減ることはなく、債権放棄よりも抵抗感が少ない。その会社がきちんと再建して上場でもすることになれば、大きな差益も期待できる。(ただ実際には株価が低下するという問題があるため、銀行が当該株式を売却して利益を得ることは稀であると思われる)
借り手側のメリット
言うまでもなく、借金の返済を免除してもらえることである。しかし、「現物」出資された債権の額面と債務の評価額(時価)との差額が「債務消滅益」となり一定の条件以外は課税の対象となる。
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