ペイオフ・コスト
預金保険機構が払い戻す預金額合計に、保険金等を支払うための費用を加えたコストを指す。1995年までは、預金保険機構の資金援助はペイオフ・コストの範囲内までしか認められていなかった。しかし、損失額がペイオフ・コストを大きく上回る銀行の破綻が続いたため、ペイオフ・コストが上限である資金援助では受け皿になる銀行が現れなくなった。そのため、1996年の預金保険法改正で特別基金を設けることになり、この基金からペイオフ・コストを上回る資金援助を行うこととした。
関連
預金保険機構
預金保険制度を運営するために1971年に設立された特殊法人で、銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫が参加している。同機構の業務としては、@加入金融機関が預金の払戻しを停止した際に預金者への保険金を支払う、A破綻金融機関の処理に関する資金援助を行う、B整理回収銀行や住宅金融債権管理機構に対する支援を行う(預金保険法の改正により、1996年から追加された業務)、の3つが挙げられる。