固定金利と変動金利
約定の際に決定した貸出金利を最終返済時まで適用する場合の金利を固定金利、一定の基準に応じて金利を変更させる場合の金利を変動金利という。固定金利の場合は、金利の低い時に借りると、その後、金利が上がったとしても支払利息は変わらないという点で有利であるものの、逆に金利が高い時に借りると、最終返済時までその高い利息を支払わなければならず、負担が重くなる。変動金利の場合は、費用の予想を立てにくいというデメリットがある一方で、支払利息が平均化されるという利点がある。3年、5年といった一定期間は固定金利が適用され、その後、固定金利か変動金利のどちらかを選択する固定金利選択型もある。
関連
経済と金利
資本主義社会においては経済活動に金融は不可欠であり、その利率は経済の動きに密接に関わっている。そして、金利を左右しているのが中央銀行の貸し出し利率である公定歩合である。そのため経済政策において公定歩合の設定は非常に重要な位置を占める。
一般に、金利が低ければ預金のメリットは低くなり、低利で融資を受けることができるので、投資が増えやすくなる。海外の投資家からみると金利の低い通貨を保有するメリットは少ないため通貨の価値は相対的に下がり、輸出が増え輸入が減る傾向になる。投資の活発化により景気が向上した場合に投資対象として通貨が上がる場合や将来のインフレ率が高まると予想されて長期金利が上がる場合もある。
これとは反対に金利が高くなると、預金のメリットが高まり、融資を受けて事業に投資するリスクが高くなるので、投資が増えにくくなる。海外の投資家からみると金利の高い通貨を保有するメリットが多いため通貨の価値は相対的に上がり、輸出が減り輸入が増える傾向になる。そのため過熱した景気を冷ます効果が期待される。
このような関係から、公定歩合を引き上げる政策は金融引き締め、引き下げるものは金融緩和と呼ばれる。
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