ランダム・ウォーク
株価を初めとする市場価格の変動には規則性がないということを表す用語で、乱歩や酔歩と訳される。テクニカル分析では、株価に何らかの規則性があるとして過去の動きを分析するが、金融工学では、こうした主張を否定している。つまり、企業業績においては過去ではなく将来の予想値が重要であり、予想値の変動に従って株価はランダム・ウォークし、実績値の発表と同時に適切な値に収斂するのが効率的市場の特徴である。
関連
テクニカル分析と人工市場
人工市場 (じんこうしじょう、artificial market) とは、コンピュータ上に、人工的に作り出された架空の市場である。
人工市場の研究は、複雑系アプローチと呼ばれる研究分野の1つである。複雑系アプローチとは、複雑な現実世界の現象を、強い相互作用を持つ要素の集合としてモデル化し、コンピュータ・シミュレーションにより理論モデルの分析を行うアプローチである。複雑系研究の中心的存在であるサンタフェ研究所でも、複雑系経済学の研究が行われてきた。
人工市場を用いることにより、現実の経済現象の分析や、既存の経済理論の検証などを行うことができる。また、人工市場から得られたシミュレーション結果を、実際の金融市場の現場における意思決定の支援などにも用いることができる。
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